『ネパールに1つだけの鉄道に乗って。』

 無事パスポートを取り戻した後、

僕はジャナクプルという町に向かいました。IMG_5269

 

 

ジャナクプルには、

ネパールで唯一の鉄道、「ジャナクプル鉄道」があります!

 

あと、古代インドの時代に書かれた有名な小説、

「ラーマヤナ」(世界史で無駄に暗記したね)

の舞台としても有名です。IMG_5016

 IMG_5014

 

カトマンズからジャナクプルまで夜行バスで約12時間、

1000ルピー。(バスターミナルで直接買えば700ルピー)

 

夜行バスは想像以上に過酷で、

僕はほぼ一睡もできませんでした。

 

なぜか通路で寝るネパール人。

 IMG_4820

そのせいで、ジャナクプルに着いた時の体調は寝不足により最悪。

しかもこの時お腹を壊していたので、さらに最悪。

 

 

その上、ジャナクプルの町は汚水やごみが散乱してて,

めっちゃ臭い。

町のいたるところに豚がいて、ごみを食べまくってる・・

 

今まで行った町の中で一番汚い町でした。IMG_5012

 

 

まずは、休むために事前決めていた宿へ。

 「スクサガルホテル」

地球の歩き方にも載っているジャナクプルの安宿。

立地は良い。

シャワーは水のみ。

トイレ、部屋ともに汚い。

蚊が多い(けど蚊帳があるので大丈夫)

 

スタッフは英語が通じる。

バスで出会ったイタリア人のビノードと1泊400円の部屋をシェア。

IMG_4824

 

 

僕は体調も悪かったので、

シングルルームが良かったのですが、

ビノードがほとんどお金を持っていなかったので、

安く済む2人部屋にすることに。

 

イタリア人貧乏バックアパッカー、ビノード。IMG_4823

 

 

ビノードも僕と同じく鉄道に乗りに来たのですが、

次の日にはネパールビザが切れるので、

どうしても今日乗らなければいけないらしい。

 

 

だけど僕のビザはまだ1週間残ってたし、

この日は体調が悪かったので、

僕はホテルでゆっくりすることに。

 

 

ビノードは、

「午前中の列車でインドとの国境まで行って、午後の列車で戻ってくる」

と言い残し、荷物を宿に置いてすぐ出かけていきました。

 

 

この鉄道はインドまで続いているのですが、

外国人はこの国境を越えられないので、

僕らのような観光客は、

ネパール側の国境で折り返さなければいけません。

 

 

ビノードが戻ってきたのは、夜7時過ぎでした。

 

そして、そこで衝撃の事実が発覚!!

 

 

地球の歩き方では、

「1日に2から3本くらいある」と書いてあった列車が、

今は1日に1しかないというのです!

 

しかも午後3時発の列車のみ。

 

つまり今は途中で降りて歩いて帰るか、

またはどこかに泊って、

次の日の電車で帰ってくるしかないみたい。

バスとかは無いらしい。

 

 

ビノードは2つ目の駅で降りて、

線路を1時間半かけて歩いて戻って来たそう。

 

もし国境の駅まで行けば、

20キロ以上はあるので、

歩いて戻るのは不可能。

 

 

てことは、国境まで行くならそこで1泊するしかない。

 

 

でも国境の「カジュリ村」はホテルなんてものは無く、

泊るならホームステイでもするしかない。

 

それか野宿。

 

 

ホームステイ先を頑張って探すか、

野宿をするか、

苦渋の決断を迫られる。

 

 

しかし、僕はこんなこともあろうと思って、

カトマンズでテント(2人用2000円。)を購入していたのです!

 

 

国境まで電車で行って野宿して、

次の日の電車で帰ってくることに決定!!

 

テント買っといて良かった!!

 

 

次の日、宿に荷物を置かせてもらい

身軽になって電車へ向かう。

 IMG_4826

 

電車は思ったよりもだいぶボロイ。

 

 IMG_4828

ぼろすぎて逆に魅力的。

 

 

 

乗るのはもちろん列車の上!

 

 IMG_4965

IMG_4991

以外にも列車の上は人気っぽい。

 IMG_4830

すぐ満席になってしまった。

 IMG_4834

 

そして、予定より少し遅れて列車はインドへ向け出発!

 

 

少し暑いけど、風が気持ちよく乗り心地は悪くない。

 

横揺れが予想以上に激しいので、

油断していると落ちそうになる。

 

 

のどかな風景を見ていると、1つ目の駅に到着。

 IMG_4973

これです。

 

 IMG_4846

 

その後もいくつかの駅に止まりながら、

のどかの道をひたすら列車はゆっくり進んでいく。

 IMG_4848

自転車が並走すれば簡単に追い抜かれてしまうくらいゆっくり。

 IMG_4864

でもその遅さがここち良い。

 IMG_4853

僕の他に観光客は居なく、みんな現地人。IMG_4874

途中で水が飲みたくなったので、

駅に止まった時下にいた少年に、

「パ二―(水)買って来てー!」

と言って20ルピーを投げたら、ダッシュで買って上に投げてくれた。

 IMG_4862

 

ジャナクプルを出て1時間半後、

列車はネパール側の終点の駅「カジュリ村」に到着。

 

IMG_4879

IMG_4881

この時すでに夕方の5時を過ぎていて、

あたりも暗くなり始めていた。

 

さて、どこで野宿をしようかと歩いていると、

バイクで通りかかったネパール人のお兄さんが声をかけてきた。

 

そして僕が野宿をするつもりだと伝えると、

 

「俺の家で良ければ来てもいい。」

 と言ってくれた。

 

もちろんお邪魔することに!!

 

 

彼はこれから少し用事があるので、

「少しここで待っていてくれ」と言い残し、

バイクでどこかで行ってしまった。

 

僕は彼を信じて、その場で彼を待つ。

 

すると今度は、通りかかったおじいさんが声をかけて来た。

 IMG_4885

かたことの英語で少し会話をしていると、

最終的にこのおじいさんも

「うちに泊りに来ないか」

と言ってくれた。

 

さて、どうしたものか、

怪しい人ではないと思うけど、

さっきの人とも約束したし。

 

 

おじいさんの気持ちはありがったけど、

先約を優先してお誘いを断った。

 

「そうか、じゃあ良い旅を。」

 

おじいさんはそう言って去って行った。

 

異国の地でこんな感じで見ず知らずの人にやさしくされると、

ほんとにうれしい。

 

日本で外国人を見かけたら

もれなくやさしくしてあげようと思う。

 

しばらく待っていると、最初に声をかけてくれたお兄さんがバイクで戻ってきた。

 

「それじゃあ僕の村へ案内するよ。」

 

「よろしくお願いします。」

 

「ところで僕の村には、一切電気が通ってない村だけどいいかい?」

 

ちょっと迷ったけど、

 

「全く電気のない村」

 

という響き逆に興味がわいてくる。

 

 

そして、電気のない村へ行くために彼のバイクにまたがる。

 

だけど、そこでちょっとだけ不安になってきた。

 

 

 

会ったばっかの人の家について行って、

はたして大丈夫だろうか。

 

この人は本当に信頼できるのだろうか。

 

今更になって心配になってきた。

 

 

もう辺りも暗くなってきている。

 

さて、どうしようか。

 

しばらくバイクで走ると、何かの建物の前で彼が止まった。

 

「うちに泊るなら、あそこの警察に許可をとってこなければいけない。1人で行って来て。」

 

 

なんで一緒について来てくれないのか、

あと何で許可がいるのか疑問に思ったけど、

彼に言われるがままに、言われた建物へ向かう。

 

 

そこにはなんと、

ガラの悪い現地の若者たちがたむろしていた。

 

なんだここ?

 

 

そこで僕はハッとした!!

 

これははめられた!!

 

きっと俺はここでぼこぼこにされて、

財布とか取られて、その辺に捨てられるんだ!!

 

だいたいいきなり会ったばかりの人を家に招待するなんて、

んな良い人がいるはずない!!

(イランには、いっぱいいるけど)

 

だまされた!!

 

てかさっきのバイクのお兄さんいなくなったし!!

 

 

もうここは、インドまで数キロの距離。

インド人がこっち側に来ていても不思議じゃない。

(現地人はネパールーインド間の移動自由)

 

悪いインド人の話は旅人から山ほど聞いていた。

 

悪いインド人に騙されて、みんな色んな被害にあっている。

 

僕もその一人になってしまうのかな・・・

 

 

 

果たして僕はぼこぼこにされて、捨てられてしまうのか。

 

 

続きはまた明日です!

 

 

ブログランキングに参加中!

↓↓↓1クリックお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

 

みなさんのクリックで順位が上がります!!

ブログの応援お願いします!!

『ネパールに1つだけの鉄道に乗って。』」への2件のフィードバック

  1. この行動に限らず他の記事も男だからって危なすぎて怖いです!!!!!
    みんなしってるだろうけど睡眠薬強盗とか
    インド ネパールの田舎なんてコブラとか普通に居ますよ
    簡単にホームステイするの危険です

    • ろんさん

      間違いないです、自分でもそう思います。実際この村にも大きな蛇もいましたし・・・
      特に今はインドにいるので、気を引き締めて旅しようと思います。

コメントを残す